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光線治療とは?
●光線治療の起源
太古の昔から「太陽は生命の光である」と崇められていた。
紀元前1350年頃エジプト王アメンヘテブ4世、後のアクナトン王が太陽神アテンを礼拝する姿とその家族と共に日光を浴びている姿の石の刻板が発見されている。
王はすでに太陽が宇宙の中心であることを理解していたと現代に解されています。古代ギリシャ人が太陽の光を治療に応用したと想像できる遺跡が発見されている。
光線治療の起源

人工光線治療器の歴史
●人工光線治療器の歴史
ギリシャに生れ後年医聖と称えられたヒポクラテスこそ太陽光線で病気を治した最初の人である。
その後19世紀になり今日の光線療法の基礎が確立された。 19世紀末にデンマークの医師、N・R・フィンゼンによりカーボン・アーク灯が発明され近代光線療法に道を開き、光線療法の成功により1903年にノーベル医学賞を受けた。
この後、スイス・フランス・ドイツとヨーロッパで盛んになった。
日本でも20世紀初頭に光線療法がはじめられた。
-------- ご興味ある方は指導書、【 光線と健康 】P.435~をお読みください。 --------

●光線治療との出会い
---------------------- 当時の光線治療法との出会いを本人(黒田保次郎)の著書から抜粋 ----------------------
42歳の時、商売上のお得意様である高城さん(村役場の収入役)が千葉医大病院で胃ガンの末期と診断された。
さらに東京帝国大学の塩田博士の診断を受けたいと依頼あり、塩田先生を訪ね快諾されたので千葉医大より寝台車で上京した。
塩田博士の診断もすでに手術不可能、余命1カ月、早く郷里に帰ることをすすめられた。

高城さんの親戚である京橋桶町の家に泊まった際、親戚のご主人の話で築地3丁目に太陽光線治療で難症の病気が治ると評判であるというので、光線治療を受けてみることになった。

約2カ月(40回)の治療を受け、途中より人力車から電車で通うようになり普通食が食べられるようになった。
治療は摂氏40℃くらいの気持ちよい温かさで1日40分間照射した。
8月の旧盆には帰省でき、秋から村役場に通うようになった。
薬は服用せず、注射1本せず、光線治療のみであまりにも素晴らしい奇跡的な効果であった。

私は早速に太陽光線治療所の所長を訪ね、治療器(レンズで採光する型)を分けていただき、当時甥が脊髄癆で歩行困難となり、神田駿河台にある神経科で有名な佐野病院で入院治療したが、不治の病と診断され困り果てていた。

1か月の光線治療で症状の好転を確認した。下半身の麻痺が目に見えて回復し近所の困っていた病人にも治療して喜ばれ、次々と治療希望者が増え1台の治療器では間に合わず、更に新しい治療器カーボン・アーク灯(現在のアーク灯の小型の器具でカーボンは細い7粍で外国製)を購入した。

これを契機に昭和7年6月に東京市日本橋区小網町3-1に、東京光線治療所を開設し今日の一歩を踏み出した。
昭和7年(1931年) 黒田保次郎は東京市日本橋(現在の東京都中央区日本橋)に光線治療所を開業した。

●光線の性質と作用(近赤外線・可視光線・微量の近紫外線)
光線治療に用いる光は、太陽と同じような特性をそなえた光線(近赤外線・可視光線・微量の近紫外線の範囲の光線)を
人工的につくり照射いたします。
放射される可視綜合光線の波長は,約290nm~3000nmの範囲です。

●近赤外線
780nm~3000nmの範囲
( nm : ナノメートル=1mの10億分の1 , 1mmの100万分の1)
赤外線は目では見えない光線です。
赤外線は熱線ともいわれ透過性が強い。
波長が長いので生体組織のやや深部に達する熱作用があります。
深部の血行を良くし関節痛・筋肉痛・内臓痛・筋肉のしこりを和らぐなどの消炎作用、鎮静作用があります。
近赤外線

可視光線
●可視光線
380nm~780nmの範囲 可視光線は目に見える光線です。
この性質・作用は、人間や生物の存在、生活にきわめて密接な関係があり、ことに自然の物理的認識の媒介物として重要な光線であります。 赤外線・紫外線に比較し生体内への浸透は最も深く、赤外線、紫外線より体内で中心的な作用に関与していると推定されます。
また、可視光線は細胞を正常に戻す作用があることも知られています。

●近紫外線
380nm~290nmの範囲
紫外線は目では見えない光線です。
地上へ到達する紫外線の皮膚への浸透は強いが、皮下への浸透はわずかです。 皮膚に作用してビタミンD3を生成し、体内でのカルシウムの吸収を助け骨質を強化する働きや、皮膚の毛細血管に作用し循環器・免疫系を守り皮膚炎や虚弱体質を改善するなどの働きもあります。 綜合光線として作用する近紫外線は、皮膚内に光分解産物が生じ造血系を刺激し、血液の働きを活発にし生体の免疫反応を高めることが研究でも明らかにされています
近紫外線

治療器灯体にセットされた2本のカーボン(炭素の電極棒)に電気を通し、カーボンをスパークさせて人工的に可視光線をつくり肌に直接照射して治療します。
とても温かで優しい光ですので、ひなたぼっこをしているような感じです。
妊婦さん、赤ちゃん、病中病後の方、寝たきりの方にも安心してお使いいただけます
治療の様子
治療の様子
治療の様子
治療法は、両足裏・両ひざ・腹部・腰部・後頭部など各箇所約5~10分、各自の症状に合わせた光線を照射し、体の各器官に光線のエネルギーを送り、血液循環を良くし新陳代謝を促進させ、免疫力を高めるなどのさまざまな効果があります。
光線治療はエネルギーを補給し、疲労回復、 お体を若々しく保つなど、皆様方の日々の健康にお役立ていただけます。